健康と水分
健康と水分は切っても切れない関係にあるのは判っていると思います。基本的に人間の幸福は、人によって生き方も違い、価値感も違いますから、一概には言いきれません。お金がガッポリあれば良いと思う人もいますし、人との関わり合いを重視する人もいます。でも間違いなく言えるのは、まず健康であることが土台として必要だという事です。
身体や心が健康でなければ、何事も始まりません。ですから、まずは健康こそ人生において一番大事なものと言いましても差し支えないでしょう。健康、そして健康増進は、生活習慣で決まるとされています。人は食と心で成り立っていることを認識することが肝心です。心の健康をそれぞれの国の価値観や生き方に囚われずに位置づけすることは難しいとされていますが、心をより健康にして過ごすことはできないものでしょうか。
紀元二世紀のローマの歌人、ユウェナーリスは、健全な心は健全な身体に宿ると言ったことは有名です。身体に重い疾患を抱えた人は健全な心を失っているとは言い切れませんが、ユウェナーリスのこの語は的を射た真理に近いものだと思われます。ですから、心を健康にするためには、身体を健康にするように努めれば良いということになるでしょう。つまり、節制した日常生活を送って、暴飲暴食を避け、適度な運動を続けることが肝要だということでしょう。
もう一つの健康の要件は、水分とされています。水分は身体の 60パーセントを占めているそうです。この水分、つまり体液は常時、滞ることなく循環していなければいけません。体液の循環が滞っている部位が、その人の疲労している部位、作用が思うように発揮できない部位、あるいは疾病や障害の部位ということになるわけです。身体のどこかで、例えばほんのわずかでも神経・体液の滞りがありますと、十全な健康とは言えません。逆の言い方をしますと、十全に健康な人はいない、とも言えます。十全はありえないわけですが、治療は一歩でも十全に近づくことを目指して行われるべきだと考えられています。

